
こんにちは、こぱんです!
外貨預金の残高が過去最大のペースで伸びています。
この記事では、外貨預金をやらなくて良い理由と、代わりに何をやれば良いのかを解説します。
目次
外貨預金の伸びが過去最大4兆円に

8月20日のお金のニュースです。
「外貨預金の伸び、過去最大4兆円 家計・企業で進む「円からの資産分散」」
出典:日本経済新聞
外貨預金をする個人・法人が急増しています。
外貨預金は、ぼったくり商品の代表格です。
「この顔に ピンときたら 110番」ではありませんが、マネーリテラシーの高い人は「外貨預金」という名前を見るだけで警戒します。
どうせロクなものではない、というわけですね。
そんな外貨預金の残高が、きれいな右肩上がりで増えています。
円安が進みすぎて「円がゴミになる!」「円だけでは将来が不安!」と考えた人たちが、外貨預金を増やしているんですね。
4〜6月期の平均残高は前年同期から約4兆円増えて、過去最大の伸びを記録しました。
新記録樹立です。
言葉は悪いですが、この状況は「情弱の元気玉」のようなものです。
- 法人が海外でビジネスをするために保有している外貨預金は良いとして
- 個人が資産運用目的で持っている外貨預金が増えているのはダメ
個人向けの外貨預金はしょうもない商品ですが、やる人は相変わらずいるんですね。
外貨預金をやらなくて良い4つの理由

①為替手数料が高い
外貨預金は「預け入れ時」と「払い戻し時」に高い為替手数料がかかります。
大手銀行などでは、往復で1円程度のコストが発生することもあります。
たとえば1ドル160円の時に外貨預金をして、1ドル161円の時に解約したとします。
本当は1円儲かるはずなのに、その利益は全部銀行のものになるわけです。
②金利が抜かれている
リベ大銀行がアメリカの銀行に預金すると3%の金利がもらえるとします。
その銀行がユーザーに金利2%の「ドル預金」を販売すれば、3%-2%=1%がリベ大銀行の利益です。
この中抜きを、かなりエグくやっている銀行もあります。
③税制上不利
外貨預金で生じた為替差益は「雑所得」になります。
雑所得は、最も冷遇された残念な所得です。
- 最大税率は約55%
- 為替差損が出ても、他の運用商品との損益通算ができない
- 損失の繰り越しもできない
簡単に言うと、儲けたら高い税率、損したら救済ナシです。
④預金保護の対象外
「預金」という安全そうな響きとは裏腹に、外貨預金はまったく安全ではありません。
外貨預金は預金保険制度の対象外なので、銀行が潰れたら元本や利息の支払いは保証されません。
銀行が外貨預金を売りたいのは当然で、自分たちはノーリスクで確実に儲かるからです。
逆に言えば、リスクに見合うリターンが得られない顧客側はやってはいけません。
外貨預金の代わりは「外貨建てMMF」

結論、外貨建てMMFが良いです。
MMFはマネー・マーケット・ファンドの略で、楽天証券やSBI証券といった証券会社経由で購入できます。
特徴は次のとおりです。
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 高い安全性 | 元本保証ではないが、格付けの高い短期国債や優良企業の社債などで運用 |
| 高い利回り | 一般に、預金よりも高利回り |
| 低コスト | 売買手数料は基本無料。ネット証券経由なら為替手数料も安い |
| 身軽な売買 | 原則としていつでも少額から購入・売却ができる |
| 複利効果 | 分配金が自動で再投資されて複利効果がある |
| 有利な税制 | 為替差益は「譲渡所得」扱いで、株や債券と同じ申告分離課税(税率約20%)の対象。株や投資信託などと損益通算でき、損失も3年繰り越せる |
| 倒産しても大丈夫 | 顧客資産は分別管理の対象で、証券会社などが倒産しても全額保全 |
こちらのほうがメリットは多いですね。
外貨預金といっても、ほとんどの人が買っているのはドルです。
ドル預金をするくらいなら、基本的にはドル建てMMFを買うことをおすすめします。
他の通貨が欲しいなら、過去に紹介した「レバ1倍FX」のほうがまだマシです。
強くおすすめするわけではないので、興味があれば自分で調べてみてください。
→ 【初心者向け】年利4%の外貨建てMMFってアリ?メリット&デメリットを解説
→ 【超円安】金利1~3%前後の外貨預金はおすすめ?代替策としてFXが良い5つの理由も解説
そもそも外貨建て商品は「いらない」

実のところ、外貨預金がいらないのは大前提として、コスパの良い「外貨建てMMF」や「レバ1倍FX」だっていらない、というのが正直な感想です。
次のようなファンドを持っている人は、しっかり通貨分散できているからです。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
アメリカの大企業は世界中で商売をしていて、円やユーロ、元などを稼いでいます。
そういう会社の株を持っていることは、ある意味で世界中の通貨を持っているようなものです。
オルカンのように、アメリカ以外の企業の株も持っているならなおさらです。
いつも結論は同じで、インデックスファンド+キャッシュ(円現金・預金)がいちばんスマートです。
- 株式の成長性によって、資産が増える
- 円の安全性によって、リスクをコントロールできる
セコセコと外貨預金で通貨分散しなくても、十分に通貨分散できます。
「リスクが高くなりすぎてイヤだ!」という場合は、株の割合を下げてキャッシュの割合を増やせば良いだけです。
「複雑なことをすればするほど良い」「難しいことをやればやるほど良い」という考えは捨てましょう。
投資の世界では、いちばんラクをしている人が、いちばんスマートに儲けていたりします。
シンプルイズベスト。
引き続き、スマートにやっていきましょう。
まとめ:外貨預金よりインデックスファンド+キャッシュ
外貨預金の残高が、過去最高のペースで伸びているというニュースを紹介しました。
外貨預金は、次のような残念な商品です。
- 高コスト
- 税制上不利
- 預金保護対象外
円安が進んで通貨分散したくなる気持ちは分かりますが、こんな商品に手を出していては先は暗いです。
インデックスファンド+キャッシュの美しいポートフォリオを維持していきましょう。
結局、それがいちばんリスク・リターン・コストのバランスに優れています。
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