こんにちは、こぱんです!
リベ大では人生を豊かにする「お金にまつわる5つの力」を紹介しています。
▼図解で簡単に分かる5つの力について
その中で「増やす力」、資産運用に関する情報を発信しています。
ですが同じ情報を手に入れた人達も、その後の行動は大きく2つのパターンに分かれます。
資産運用を始めるべきか悩んでいる人
実際に資産運用を始める人
どんなことでも、「話を聞いて理解すること」と「実際にやってみること」は全然違います。
実際に行動をしなければ自分の人生は決して良くなりません。
だからこそ、リベ大をキッカケに行動している多くの人達には、ぜひ成功して欲しいと考えています。
いざ実際に資産運用を始めてみると、いろいろな誘惑に駆られます。
そして、「自分はそんなことはしない」と思っていることでも、ついやってしまうのです。
特に、投資初心者のSNSアカウント・投資初心者ブロガーを見ていると、「失敗を呼ぶ行動」を無意識にしているケースが多くありました。
そこで今回は、資産運用を始めた人がやりがちな、失敗を呼ぶ3つの行動を解説します。
- 「"今"値上がりしているモノ」に乗り換え続ける
- 「儲けている人」の信者になる
- 「投資の正解」を決める
今回の内容をしっかり理解すれば、みなさんが投資の世界から脱落する可能性はかなり低くなります。
- 年に1回、海外旅行に行ける
- 月に10万円のお小遣いがある
- (子供が希望した時に)私立学校に通わせてあげられる
- 月に1回、高級レストランで外食を楽しめる
「増やす力」を磨き資産所得がどんどん増えると、上記のような状態に大きく近づけます。
▼図解で簡単にわかる資産所得について
経済的に豊かな生活を送るためにも、「増やす力」は現代社会を生き抜くために必要不可欠です。
5年、10年と戦い続けられる投資家となり、経済的な豊かさを勝ち取っていきましょう。
以下の図解を見てから記事を読み進めると理解しやすくなるので、参考にしてください。
▼図解:資産運用 失敗する行動3選
目次
解説動画: 【後悔する前に見て】資産運用 失敗を呼び寄せる3つの行動
このブログの内容は下記の動画でも解説しています!
行動①:「"今"値上がりしているモノ」に乗り換え続ける
失敗を呼ぶ行動の1つ目は、「"今"値上がりしているモノ」に乗り換え続けること、いわゆる高値掴みをさせられるパターンです。
「株をいつ売れば良いのか?」はとても難しい問題ですが、投資の教科書的な回答としては以下の3つになります。
- ①オーバーバリューした時
- ②自分の見立てと違った時
- ③もっと良い投資先が見つかった時
①オーバーバリューした時というのは、値段が上がりすぎた時です。
例えば、適正価格が1,000円~1,200円ぐらいの銘柄が1,500円になった場合が挙げられます。
さすがに価格が高騰しすぎている時が、売るタイミングの1つと言えるでしょう。
②自分の見立てと違った時というのは、具体的には以下のような場合です。
不況に強い銘柄と思っていたが、実際は弱かった
もっと売上が成長する銘柄と思っていたが、成長しなかった
配当金は減らさない銘柄と思っていたが、減配されてしまった
上記は重要な売りタイミングの1つで、株価がどうなっていたとしても手放すべきタイミングと言えます。
③もっと良い投資先が見つかった時というのは、他の銘柄のほうが良いと感じた時です。
例えば、「通販ビジネスは楽天が強いと思って投資しているけれど、Amazonの方がさらに強いな」と感じる場合です。
実は1番注意すべきなのが、この「③もっと良い投資先が見つかった時」なのです。
株価が上がる銘柄こそ正義であり、上がれば上がるほど良いと考える人は、本当に株価しか見ていません。
そのため、手持ちの株をすぐに売却して、"今"値上がっている株に乗り換え続けるのです。
では株価だけをみて考えるとどうなるのか?を理解するために、以下のグラフを見てみましょう。
2017年~2019年の3年間における株価推移
- 赤線:S&P500は1.5倍
- 青線:米国総合債券は1.1倍
S&P500の方が株価が上がっているため、債券に投資していた初心者は「もっと良い投資先、株価が上がる投資先に乗りかえよう」と考えます。
そして、債券を売り・株式を買うという行動を取り始めます。
実際にTwitterやブログでも株価が好調になると、必ずと言っていいほど債券不要論が出てきます。
2008年~2011年の3年間における推移
- 赤線:S&P500は0.93倍(元本割れ)
- 青線:米国総合債券は1.27倍
結局、そういう人達は誰もが「"今"値上がりしているもの=正義」という価値観を持っているのです。
ですが本来、良い投資先とは以下のようなものです。
→ 例:大金が欲しい、減らなければ良い、配当金が欲しい
→ 例:短期、中期、長期
→ 例:ハイリスク、ミドルリスク、ローリスク
「"今"株価が上がっているもの=良い投資先」という価値観で目移りをしていると、大きな失敗となる可能性が高いです。
「ココ数年は欧州株、新興国株より、米国株が良いらしい」
「米国株のなかでも、ヘルスケア株とかハイテク株が良いらしい」
「ハイテク株のなかでもGAFAMが良いらしい」
もちろん、損切りを嫌って、値下がりする株を保有し続けること(塩漬け)を推奨しているわけではありません。
株価が上がっている銘柄に乗ることも大切ですが、乗り換え続けるという行為はチキンレースでアクセルを踏み続けている行為と変わりません。
もし、どうしても乗りたいのであれば、最終的に大きな事故にならないように十分気をつけてください。
最近だと、株価が暴騰しているテスラ株が話題になっています。
今後の動きが楽しみですね^^
行動②:「儲けている人」の信者になる
失敗を呼ぶ行動の2つ目は、「儲けている人」の信者になることです。
Twitterで有名なアノ人
YouTubeで有名なアノ人
ブログで有名なアノ人
書籍・雑誌で有名なアノ人
日々10万、100万という利益を上げるなど、億の資産を持つ彼らに魅了されて、彼らの動向を毎日追いかけていませんか?
投資の大原則である「リスクとリターンは表裏一体」ということを思い出してください。
大きな利益は大きなリスクを取った「結果」に過ぎません。
大きなリスクを取れば、大きなリターンが狙える
小さなリスクしか取らなければ、小さなリターンしか狙えない
つまり、大きく儲けている人は、それ相応の大きなリスクを取っているということです。
みなさんが見ているTwitterの億り人の資産が、先月は1億円だったのに今月は1億1,000万円に増えたとしましょう。
「手法を知りたい!羨ましい!」と感じる前に、落ち着いて「なぜ、アノ人は短期間で儲けているのか?」を考えてください。
サイコロを振って偶然良い目が出ただけで、裏目が出たら1ヶ月で1,000万円も失い、資産は9,000万円に減ります。
「1ヶ月で10%も増える可能性がある=1ヶ月で10%も減る可能性もある」と理解しましょう。
また、投資初心者であればあるほど、リターンは大きければ大きいほど良いと考えがちですが、投資経験者は以下のように考えます。
大きなリターンを得るためには、大きなリスクが必要
自分にとって最適なリスクとそれに見合ったリターンを取れたら十分
関連動画
お金に関する格言に「自分のポケットの小銭は、他人のポケットの大金に勝る」というものがあります。
みなさんは「自分のポケットのお金をいかに守るか?そして増やすか?」だけを考えるべきです。
また、投資において「誰か」を追いかけてマネをするということは、その「誰か」のリスク許容度に合わせてしまうことになります。
本来は自分にあったリスク許容度を取るべきです。
関連動画
公開すれば、信者のように盲信してしまい同じようなポートフォリオを持ちたいと考える人が出てくるでしょう。
ですが学長の資産バランスは、学長にとって「心地よいリスク」であり、みなさんにとって「ちょうどいいリスク」では無いのです。
行動③:「投資の正解」を決める
失敗を呼ぶ行動、最後の3つ目は「投資の正解」を決めることです。
投資の大原則でもありますが、未来は誰にも分かりません。
理論的に美しく、スキがないと言われるインデックス投資も、今後思わぬ事態が生じて「インデックスの死」と呼ばれる時代がくるかもしれません。
「米国集中投資こそ、投資の答えだ!」
「全世界株投資こそ、投資の答えだ!」
「株式と債券の比率は、50%ずつが正解だ!」
上記のように、投資の正解を断定してしまうことは油断であり甘えです。
もう答えを決めて、ラクになりたい
管理をラクにして、完全に放置したい
また、投資は簡単・難しいという断定にも違和感を持ってください。
実際の投資は、楽な時も苦しい時もあり本当に未来の読めないカオスな世界だからです。
「リベ大はS&P500やVTIが最適解って言ったのに!」
そんな声が聞こえてきそうですが、同時に「盲信しないで欲しい」とも繰り返し伝えてきました。
現時点で自分が最適だと言える投資プランを練る
現時点の投資プランがダメだった場合、どうするのかを考えておく
S&P500やVTIへの投資は現状の最適解と言えますが、ダメだった場合に備えるということが大切です。
昨日までの正解が、次の日には不正解になることが投資の世界だからです。
「まさか、こんなに円高になるなんて、想定外だった」
「まさか、米国株がこんなになるなんて、想定外だった」
「まさか、資本主義がこんなことになるなんて、想定外だった」
一方で、お金に強いユダヤ人は「想定外」という言葉を使いません。
「たった1つの想定外が起きた時、人生が台無しになるリスクのとり方をしてはいけない」と理解しているからです。
「米国株がダメだった時のために、〇〇に投資しておこう」
「〇〇がダメだった時のために、▲▲に投資しておこう」
「▲▲がダメだったら、さすがにもうしょうがない!◇◇で生きよう」
想定外のことが起きた時、他人を責めたり、保証を求めたりすることは「THE貧乏人マインド」です。
他人に保証を求めれば求めるほど貧乏になると言うことを、しっかり覚えておきましょう。
みなさんも、メインの投資プランがダメになった場合に備えて、「自分の投資プランに対する防波堤」を最低でも2つは考えてください。
- メインの投資プランは何か?(例:米国株インデックス投資)
- 防波堤1つめは何か?(例:ゴールド、日本のタワマン投資)
- 防波堤2つめは何か?(例:農地を買って米と野菜を育てるための軍資金を残す)
投資の正解を決めるのではなく、以下の2つを意識して投資をしましょう。
想定外に備えて対策をとること
常に学び続ける努力をすること
まとめ:常に学び続けて「想定外」に備えよう
今回は資産運用を始めた初心者が、ついやってしまう「失敗を呼ぶ3つの行動」を解説しました。
まず、株式を売るタイミングには大きく3つのパターンがあります。
- ①オーバーバリューしたとき
- ②自分の見立てと違った時
- ③もっと良い投資先が見つかった時
この中で1番注意すべきなのが、最後の「③もっと良い投資先が見つかった時」です。
株式しか見ていない投資初心者は、「もっと良い投資先="今"値上がりしているモノ」と勘違いしていることが多いです。
株価が一本調子で右肩上がりになることはなく、今値動きが悪いモノも、5年後にはベストな動きをしているかもしれません。
大きく儲けた人は、それ相応の大きなリスクをとった結果として、大きなリターンを得ているのです。
みなさんが尊敬している「儲けた人」の中には、本当に凄腕の投資家もいるでしょう。
ですが、