こんにちは、こぱんです!
リベ大では、経済的自由を達成するために「お金にまつわる5つの力」について情報発信をしています。
▼図解:お金にまつわる5つの力
さて今回は、「銀行員に嫌われる人」について解説します。
銀行はイタリアで1472年に誕生し、それから2021年現在までずっと、「人にお金を貸して、元本に利息をつけて返してもらう」というビジネスを続けてきました。
長年お金にかかわるビジネスをしてきた銀行員には、好きな人と嫌いな人がいます。
銀行員が好きな人と嫌いな人は、以下の通りです。
好き:お金を上手に増やして返してくれる人
→ お金に強い人
嫌い:お金を減らしてしまい返してくれない人
→ お金に弱い人
そのため、銀行員に嫌われる人の特徴を知り、そのような人にならないようにすれば、お金持ちになる道を歩むことができるのです。
サラリーマンの中には、「独立する予定も、銀行にお金を借りる予定もない。だから銀行員に好かれる必要もない」と考える人もいるでしょう。
しかし会社員であろうと、公務員であろうと、今回の話は役に立つはずです。
- 会社員、公務員として働き続けても、お金に困ることがなくなる。
- 独立してフリーランスになっても、お金に困ることがなくなる。
- 起業して社長になっても、お金に困ることがなくなる。
なぜならどんな働き方、生き方をしてもお金に困らない姿勢が学べるからです。
この記事を読めば、今の生活が良くなり、さらに将来の可能性も広げることができるでしょう。
目次
解説動画:【超重要】銀行員に「嫌われる人」の特徴Best5
このブログの内容は下記の動画でも解説しています!
銀行員に「嫌われる人」の特徴5選
銀行員に「嫌われる人」の特徴は以下の5つです。
- ① 赤字の人
- ② 資金流用する人
- ③ 他責な人
- ④ 改善策を出せない人
- ⑤ Win-Winを考えられない人
銀行員に「嫌われる人」の特徴①:赤字の人
銀行員に嫌われるの特徴の1つ目は赤字の人です。
ところで、今年も色々とお金が必要だから、お金貸してくださらない?」
このような赤字の人を銀行員は嫌います。
そのため、以下のような人たちにお金を貸したがりません。
もしすでに貸していたら、どうにか回収しようと働きかけます。
黒字である(=収入の範囲内で支出する)ことは、お金に困らないための鉄の掟です。
経済用語に「ストック」と「フロー」というものがあります。
→ 貯めているお金(貯金など)
→ 入ってくるお金(給料など)と出ていくお金(生活費など)= 収支
もし、ストックが500万円あったとしても、フローが年間300万円の赤字ならば、2年も経たずにストックは無くなってしまいます。
さらに支出を見直さずに赤字が続けば、いつか必ず生活は破綻してしまいます。
一方で、もし、仮に皆さんのストックが0円だったとしても、フローが1円でも黒字ならば、生活が破綻することはありません。
大切なのは、いつどんな時でも黒字を継続することです。
ちなみに、全国約275万社の企業のうち、赤字法人は66.1%です。
(出典:株式会社東京商工リサーチ ~2020年都道府県別「赤字法人率」調査 赤字法人率66.1%、8年連続で改善~)
また、個人の約3割以上が貯蓄ゼロという統計調査もあります。
(出典:金融広報中央委員会「知るぽると」~家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査] 令和元年調査結果~)
そのため、以下のような人は少数派と言えるでしょう。
- いつも黒字をキープできる
- 「頑張って貯めたお金を、翌年に赤字転落して失う」ことはしない
- 黒字を積み上げる
皆さんもお金に困らない少数派の一人になるために、ぜひリベ大ブログの「貯める編」を学び、強固な黒字家計を作ってください。
▼図解:貯める力
銀行員に「嫌われる」の特徴②:資金流用する人
銀行員に嫌われるの特徴の2つ目は資金流用する人です。
銀行からお金を借りる前
「事業環境が厳しくなりそうなので、キャッシュを増やしておきたいんです。お金があれば、従業員の雇用も守れます。
運転資金として1,000万円を貸してください。」
銀行からお金を借りた後
「よし!!このお金を使って株を買うぞ~!!いえぇぇぇい!!」「そんなことする人いるの?」と思うかもしれませんが、実際にいるのです。
2021年3月5日号のpresidentには「銀行から借りるだけ借りて、株にぶち込む企業急増中」というコラムが載っていました。
他にも、実際にある資金流用の例は以下の通りです。
- コロナ関連の融資を利用してお金を借りる
→ 資産運用に回す - 法人でお金を借りる
→ 「役員貸付金」という名目で自分自身に貸す(法人口座から個人口座にお金を移す)
→ 生活費、高級車などに使う
このように、借りた理由とは異なる目的でお金を使うことを資金使途違反と言います。
資金使途違反をすると、銀行員は「ただちに一括返済してください!!」と迫るでしょう。
銀行は経験的に「規律を守れない人は絶対にお金を増やせない」と分かっているからです。
一般的に資金流用をするような人は、「嘘をつく・約束を守れない・甘い誘惑に勝てない」人なので、全く信用できません。
そんなルーズな人は、銀行から「お金を稼いで増やし、銀行に利息をつけて返してくれることはないだろう」と判断されてしまうのです。
ここで皆さんに学んで欲しいことは、お金は常に規律を守って管理するべきだということです。
- 「収入の10%を貯金する」と決めたら、10%は貯金する。
- 「株式のようなリスク資産の割合は50%までにする」と決めたら、その割合を守る。
- 信用取引や暗号資産のような「ハイリスクな投資はしない」と決めたら、その方針を守る。
また時と場合によって、ルール自体を柔軟に見直すことも大切です。
しかし見直すきっかけが甘い誘惑ならば、一度立ち止まって冷静になるべきでしょう。
なぜなら、たいていは最初に決めたことが正しいからです。
規律を守れる人:個人の家計でも会社経営でも守れる
規律を守れない人:個人の家計でも会社経営でも守れない
「個人の家計管理はルーズだけど、会社はキッチリやっているよ!」という人は、ほぼいないでしょう。
銀行員に「嫌われる」の特徴③:他責な人
銀行員に嫌われるの特徴3つ目は他責な人です。
つまり、責任逃れをしているということです。
皆さんの中にも、以下のように責任逃れをしてしまっている人がいるかもしれません。
銀行員は、物事を「自分の責任」として考えず、「自分の言葉」で説明できない人を信用しません。
銀行員に信頼される人は、たとえ自分に不利なことであっても自分の責任として受け止め、自分の言葉で説明できる人です。
なぜなら、お金を増やせる人はそういう人だからです。
銀行員の人の好みというのは、性格の良し悪しではありません。
銀行員が好きな人は、元本に利子をつけて返してくれる人であって、お金は返してくれないけれど良い人ではないのです。
そのため、自分の責任として受け止め、自分の言葉で説明するという姿勢についても、単なる好みの問題ではなく、お金を呼び寄せる原則の1つだと理解してください。
関連動画
銀行員に「嫌われる」の特徴④:改善策を出せない人
銀行員に嫌われるの特徴の4つ目は改善策を出せない人です。
「そんなことは分かっているんだよ!
不景気なのに、死ぬほど儲けて金返せなんて言ってないんだよ!
”新製品を発売して、売上の減少に歯止めをかけます”とか、”赤字店舗を撤退して少しでも利益が出やすい体質にします”とか、何か前向きな対策を言ってよ!!」
「なぜ、年収が低いのですか?」と聞かれて、以下のように答えるのは、根本的に例に挙げた社長と同じです。
何ひとつ他責にするなとは言いません。
リンゴが木から落ちるのは、皆さんのせいではなく重力のせいであるように、世の中には自分にはどうにもできない理不尽で不合理なことがたくさんあります。
自然現象だけでなく、経済の流れや国の仕組みなどもそうでしょう。
しかし大切なのは「そんな流れや仕組みがある中で自分がどうするか?」という視点で考えることです。
重力のためにリンゴが木から落ちて潰れるのが嫌なら、対策をすれば良いのです。
- 落ちる前に収穫する
- 木の根元にクッションを敷く
大切なのは「今の状況からどうするか?」という考え方です。
銀行員が大好きなお金を増やせて信頼できる人は、「今の状況からどうするか?」という対策を次々に考え、その対策を強く推し進められる人です。
人類の歴史は改善の歴史であり、皆さんも荒波を乗り越えてきた人類の子孫なのです。
課題があるなら改善しましょう。
銀行員に「嫌われる」の特徴⑤:Win-Winを考えられない人
銀行員に嫌われる特徴5つ目はWin-Winを考えられない人です。
この社長は、3000万円を金利1.0%で自分の望み通りに借りようとしています。
一方で銀行は、お金を貸すことを商売としています。
そのため、要求された金利1.0%という低金利では金利収入が足りないので、以下のことを考えます。
- 「売上の入金口座にしてもらうことで預金を増やし、そのお金を他の企業に貸すことで収入を増やそう。」
- 「社員の給与口座にしてもらって、手数料を稼ごう。」
しかし社長は、銀行員の提案を全て拒否しています。
これは「銀行の機能を無料で使わせてほしい」と言っているようなものです。
もっとも未来のある関係性というのは、Win-Winの関係です。
Win-Win(自分も相手も、勝つ)
→ 相手も自分も利益を得られ、良い関係が続く。
Win-Lose(自分は勝って、相手は負ける)
→ いつか相手がつぶれてしまうため、長続きしない。
Lose-Win(自分は負けて、相手は勝つ)
→ いつか自分がつぶれてしまうため、長続きしない。
Lose-Lose(自分も相手も、損な関係)
→ 相手も自分もつぶれてしまうため、長続きしない。
どういう関係を好むかは、各自の性格の問題です。
Win-Loseの関係が好きなジャイアンは、どこに行ってもジャイアンです。
破滅願望のある悲劇のヒーロー・ヒロインタイプの人は、どこに行っても、自然にLose-LoseやLose-Winの関係を作ってしまいます。
商売の拡大ができる人は自分のメリットだけではなく、相手のメリットも考えられる人です。
相手のメリットも考えられる人は、商売に限らず普段の人間関係も、できるだけWin-Winになるように心がけています。
もし、皆さんが今の家庭や職場においてWin-Winの関係を作れる人なら、独立してフリーランスになったり、起業して経営者になったりしても、きっとうまくいくでしょう。
なぜなら、人は利己的な生き物なのでWin-Winを貫き通せる人は少ないからです。
関連動画
→ 【大富豪に教わった】GIVEしても成功する人としない人の違い
まとめ:お金に困ることがない「本質」をしっかり掴もう
銀行員に「嫌われる人」の特徴5選
銀行員に嫌われる人の特徴を5つ紹介しました。
- ① 赤字の人
- ② 資金流用する人
- ③ 他責な人
- ④ 改善策を出せない人
- ⑤ Win-Winを考えられない人
銀行員に「嫌われる人」の特徴①:赤字の人
収入から費用を引いた「収支=フロー」が赤字の人です。
赤字はいつまでも続けられないので、いつか生活は破綻します。
銀行員に「嫌われる人」の特徴②:資金流用する人
借りたお金を他の目的に使ってしまう人です。
そう考えてしまう、思慮が浅く甘い誘惑に勝てない人です。
「規律あるお金の管理」とは無縁のタイプです。
銀行員に「嫌われる人」の特徴③:他責な人
少しでも不都合なことがあると、「それは税理士に任せているから分からない」、「経理部長に任せているから分からない」と言って他人のせいにする人です。
物事を自己責任として捉えず、自分の言葉で説明できないタイプです。
「お金のことは夫(妻)に任せてます」という人は、要注意です。
銀行員に「嫌われる人」の特徴④:改善策を出せない人
「景気が悪かったので、売上が下がりました」「業界が右肩下がりだから、売上が下がりました」と言って、改善策を打たない無策の人です。
「会社が悪いので給料が低いです」という人は、この社長と同じ発想です。
銀行員に「嫌われる人」の特徴⑤ :Win-Winを考えられない人
自分のメリットばかりを要求して、相手のメリットを考えられない人です。
いつか相手がつぶれてしまうため、関係は長続きしません。
お金持ちになれる人とは
銀行員に嫌われる人の特徴5つを裏返すと、銀行員に好かれる特徴を持つ人が分かります。
- いつでも黒字の人
→ 収入以上の支出はしない - 絶対に資金流用しない人
→ 誘惑に負けず、規律を守る - 他人のせいにしない人
→ お金の管理を人任せにしない - どんな環境でも改善策を打てる人
→ 課題があれば改善していく - Win-Winの関係を作れる人
→ 自分のメリットだけではなく、相手のメリットも考える
銀行員に好かれる人の特徴は、お金持ちになれる人の特徴とも言えます。
普段からリベ大で学んでいる人の中には、今回の記事を読んで「同じことを色々な切り口で言っているな」と思ったかもしれません。
リベ大が切り口を変えながら発信するのは、年齢や性別、生い立ち、職業などあらゆる立場の人に理解してほしいからです。
「これって、もしかして前も言っていたかも?あぁ、そういうことなのか。」そう言って理解してくれる人を増やしたいのです。
なぜならお金持ちになるには、本質を押さえることが大切だからです。
本質を押さえている人は何をやってもお金に困らないし、本質を押さえていない人は何をやってもお金で失敗してしまいます。
もし皆さんがリベ大で学び続け、実践する中で「本質」をしっかり掴んでくれたのなら、それが一番の財産となるでしょう。
「本質」を掴んでしまえば、以下のようなどんな働き方、生き方をしてもお金に困ることはありません。
- 会社員、公務員として働き続けても、お金に困ることがなくなる。
- 独立してフリーランスになっても、お金に困ることがなくなる。
- 起業して社長になっても、お金に困ることがなくなる。
以上、こぱんでした!
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140万部発行された、「お金の大学」。
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