こんにちは、こぱんです!
世の中には、情報収集が上手な人がいる一方で、下手な人もいます。
情報収集が下手な人の共通点として挙げられるのが「残念な勘違い」をしていることです。
この勘違いを直すだけで、情報収集能力を劇的にアップすることができます。
そして、情報は身を守る「防具」にもなれば、お金を稼ぐための「武器」になる持ち運び可能な最強のアイテムです。
目次
解説動画:【人生を変えられない】情報収集がヘタクソな人の「残念な勘違い5選」
このブログの内容は下記の動画でも解説しています!
情報収集が下手な人の残念な勘違い5選
情報収集が下手な人がしてしまっている勘違いは以下の5つです。
- 新聞は、全部読むべき
- 定期購読した雑誌は、全部読むべき
- 買った本は、最後まで読むべき
- 本は、速く読めた方が良い
- 本は、分厚くて難しい方が価値がある
それぞれ詳しく解説していきます。
勘違い1:新聞は全部読むべき
「新聞を全部読まなければダメだ!」と思う人がいるかもしれませんが、それは勘違いです。
情報収集の上手い人は、新聞記事のうち以下の2つをメインに読んでいます。
見出し
リード文(最初の数行)
「見出し」と「リード文」がどこを指しているかというと、下記の画像の部分です。
本文を読むのは、見出しとリード文を読んでみて、本当に興味を持った記事だけで問題ありません。
そもそも、情報収集の大きな目的は以下の2つです。
- 知るため
- 理解を深めるため
新聞は、世の中で何が起きているのかを「知る」ために有効なツールです。
そのため、「見出し」と「リード文」の2つに目を通すだけで、最低限の出来事を知ることができます。
新聞は、バッと広げてパラパラとめくるだけで、非常に多くの情報が得られます。
この一覧性という特性は、ネットでは得られない新聞ならではのメリットです。
また、ネットは「読者の関心」に合わせて、読まれやすい記事が配信されるようになってきているため、目に入ってくる情報が偏ってしまう傾向にあります。
世の中で起きていることを広く「知る」ことが目的であれば、読者に最適化された記事が配信されるのは、デメリットです。
2紙のうち、お金に強くなりたい人は、日経新聞を必須として、残りの1紙は朝日新聞や読売新聞、産経新聞などの全国紙から一つを好みで選んでおけば大丈夫です。
1日10分かけて、2紙の見出しとリード文を読むだけでも、3か月後の「視野の広がり」に驚くはずです。
もちろん、11紙分の記事を全て読んでいるわけではないでしょう。
各新聞社に偏向報道があることを前提として、世の中で何が起きているか「知る」ために、11紙分の「見出し」や「リード文」を抑えているのです。
日々、これだけ多くの情報に触れていれば、将来大きな差になることが実感できるのではないでしょうか。
勘違い2:購読した雑誌は全部読むべき
雑誌は年間購読することで、何%オフとお得に購入することができます。
例えば、有名な週刊経済誌の場合、以下の金額がかかります。
- 週刊東洋経済:1年(50冊):28,000円
- 週刊ダイヤモンド:1年(50冊):26,200円
- 週刊エコノミスト:1年(49冊):28,500円
雑誌も新聞と使い道は一緒であり、
世の中で何が起きているのか
今、どんな話題がアツいのか
人々は、何に興味関心を持っているのか
こういったことを「知る」ために読みます。
例えば、最近だと以下のような特集が組まれていることが多く、世の中のトレンドを掴むことに役立ちます。
- 非接触ビジネス(スマホ決済など)
- アフターコロナの日本経済
- バブル崩壊不動産業界withコロナ
- 収入激減定年危機
新聞の「見出し」と「リード文」しか読まないのと同じように、
各記事のタイトルや小見出しだけを見る
気になった特集だけは本文を読む
こういった雑誌の使い方がおすすめです。
そもそも、新聞や雑誌の情報量では、「深い理解」はできず、「理解」するためには書籍が必要になります。
東洋経済やダイヤモンド、エコノミストを全部購読しても、年間約8万円です。
もし新しいビジネスを思いついたり、資産運用のヒントが見つかれば、すぐにモトが取れる金額だと言えます。
30秒しか読まずに捨ててしまう時があっても、それで良いのです。
年間50~150冊の中の1冊、さらにその中の1記事から自分の人生を変えるヒントを見つけられたら成功といった感覚で読んでいきましょう。
勘違い3:買った本は最後まで読むべき
新聞や雑誌などで世の中で起きていることを知り、「これ面白そう!興味ある!」や「もっと深く理解したい!」と思ったことがあれば、書籍の出番です。
物事を深く「理解」するうえで書籍ほど素晴らしいツールはありません。
しかし、書籍には明確に当たりとハズレがあります。
「つまらない、興味ない」と感じる本を読んでも苦しいだけです。
皆さんが本を手に取ろうと思ったきっかけは、そのテーマに対して興味や関心を持ったからではないでしょうか?
その興味・関心を大切に育てることが、皆さんの「個性」や「強み」を伸ばすことに繋がります。
「もったいない」という感覚で無理に本を読んでしまうと、興味・関心の芽が枯れてしまうので、スグに同ジャンルで別な本を読み始めるのがおすすめです。
情報収集が下手な人は、情報収集が上手な人に対して「何の失敗もせずに百発百中で良い情報に出会っている」と思い込んでしまっています。
現実はそうではなく、いろんな情報に手を出しながら当たりを引いているだけです。
そして、たくさんの本に触れていく過程で、ハズレと当たりを見分ける精度や速度がどんどん上がっていきます。
「もしハズレを引いたら読むのをやめて次の本を探す」これが情報収集が上手な人のやり方なのです^^
勘違い4:本は速く読めた方が良い
世間では「速読術」が流行っていますが、本を読む目的は「理解」を深めるためです。
スピードや読書量そのものが目的にならないように気を付けましょう。
「7つの習慣」は、自己啓発本の王様と言っても過言ではないほど有名な本で、非常に中身が濃いです。
タイトルから分かる通り、「成功する人格者」になるために、どういった習慣を身に付けるべきか書いてあるのですが、本題に入る前の「序章」の時点で深イイ言葉が多くあります。
例えば、以下のような文章です。
「原則を破ることはできない。それを破ろうとすれば、自分自身が破れるだけだ」
ここで言う原則とは、「愛・誠実・正直・忍耐・奉仕・貢献・勇気」などを指しており、これらを軽視した状態で幸せな生活を送ることはできないということです。
参考動画
→【一番大切なものはどれ?】お金・スキル・道徳・愛 なにか一つ足りない社長の話
例えば、詐欺商材を売って儲けている人達は、「原則」を破っても生きていけると信じています。
なぜなら、7つの習慣に書いてあるように「原則を破ることはできない。それを破ろうとすれば、自分自身が破れるだけ」だからです。
このように、書籍に書いてあることと自分を重ねて、
自分はどうだったのか?
自分はこれからどうすべきか?
こういったことを考えながら本を読んでいくと、3時間あっても50ページ進めないこともあります。
1時間かけて読んだ1冊ではなく、
3時間かけて読んだ3ページが
人生を変えることもあります。
何より大切なのは、深く「理解」して、血肉にすることです。
勘違い5:本は分厚くて難しい方が価値がある
価値のある本とは、今の皆さんにマッチする本です。
- 薄さや厚さといったページ数
- 簡単か、難しいかといった難易度
こういったことは必ずしも価値と関係があるとは限りません。
例えば、価値のある本というのは、以下のようなものを指します。
悲しい時→勇気が出る本
辛い時→元気が出る本
初心者→初心者向けの本
上級者→上級者向けの本
情報収集が下手な人は、
- 自分よりレベルの高い人たちが触れている情報
- 読みこなすのが難しい、レベルの高い情報
こういったものに、価値があると信じている傾向にあります。
しかし、本当に価値があるのは、以下のような情報です。
あなたの「理解」を助ける情報
あなたに「行動」を促す情報
情報収集が上手い人は、コンビニにあるイラスト満載の薄い本から本屋さんの隅っこにあるマニアックな専門書まで幅広く手を出しています。
なぜなら情報の「価値」とは、それを自分が扱えるかどうかによって決まるということを知っているからです。
まとめ:「新聞・雑誌・書籍」の知識は情報を取捨選択するための土台になる
今回の記事では、情報収集が下手な人の残念な勘違い5選を紹介しました。
- 新聞は全部読むべき
- 購読した雑誌は全部読むべき
- 買った本は、最後まで読むべき
- 本は、速く読めた方が良い
- 本は、分厚くて難しい方が価値がある
新聞は世の中で起きていることを「知る」ために、見出しとリード文をメインに読むだけでも大丈夫です。
興味を持った記事だけ本文を読むようにしましょう。
新聞と同様に雑誌も「知る」ためのものです。
特集内容で、世の中のトレンドを掴んでいるだけで、ほとんど読まずにお蔵入りしていることがあっても問題ありません。
年間数万円のコストで、数十冊の中から何か一つでも「新しい視野」が身に付けば良いぐらいの感覚でいましょう。
読んでみて「ハズレだな…」と感じたら、すぐに読むのをやめましょう。
無理に読んでも、大切な「興味関心の芽」が枯れてしまいます。
ハズレの書籍代は、当たりを引くための必要経費と考え、同ジャンルの別な本にチャレンジすることが大切です。
4つ目の勘違いは「本は速く読めた方が良い」というもの。
「知る」ことが目的の雑誌や新聞と異なり、書籍は「理解を深める」ために読むものです。
1時間かけて読んだ1冊ではなく
3時間かけて読んだ3ページが
人生を変えることもあります。
自分のペースで読んで、知識を自分の血肉にしていきましょう。
価値がある本とは、“今の皆さん”にマッチするかどうかが大切です。
文字の多さや難易度は、本質的に考えると価値とは無関係だと言えます。
ネットの情報はお手軽な一方で、
良い情報なのか
悪い情報なのか
見極めが非常に難しいため、上級者向けだと言えます。
紙には載ってないような良い情報が転がっているのも事実であり、慣れたらTwitter含めてネットだけでも精度高く情報収集は可能です。
発信されている情報を皆さん自身で受け止めて、良い情報か悪い情報かを見極めることが大切です。
そして、見極める力の土台になるのが、「新聞・雑誌・書籍」の知識だと言えます。
その分野の第一人者に直接聞くのが、一番早くて、確実で、信頼できる情報だからです。
しかし、そういった人たちと話すときも「新聞・雑誌・書籍」の知識は土台になります。
そもそも知識がなければ、第一人者と呼ばれる人からは相手にしてもらえません。
以上、こぱんでした!
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